なんでもない毎日が、かけがえのない宝物なのん

登山記録 芦屋地獄谷-雨ヶ峠-六甲最高峰-有馬温泉

GW前、高校時代の先輩から「お前は山に登りたいはずだ」と意味不明な電話がありました。最初は何のことやらさっぱりでしたが、同じような電話をもらって集まった高校時代の部活の先輩後輩合わせて8人で地元の六甲山へ登る流れに。今回は新設カテゴリ「山歩記」でその模様をお届けします。

快晴の5月4日、10時半頃阪急芦屋川駅を出発。既にハイカーで賑わっており、ここから先の混雑が容易に想像できてしまいます。この日は大谷茶屋からロックガーデン中央尾根・風吹岩・雨ヶ峠・七曲りを経て六甲最高峰に到達し、そこから反対側へ降りて有馬温泉で汗を流すという計画でした。

20分ほど歩いて山道の入り口に到達。予想以上の大渋滞でさすがに辟易しました。しかし迂回路もないのでしばし足を休めつつ渋滞に身を委ねます。
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(同行のねあっこさん提供写真 許諾済)

大谷茶屋の人に話を聞くと、今日はメインのルートは山の上までずっとこの調子とのこと。元より大谷茶屋から風吹岩までは1人で迂回の谷道を通るつもりでいた私ですが、結局8人とも迂回路へ行くこととなりました。中央道より当然難易度は高いのですが、高校時代山に行くイベントが数多くあったため問題ないだろうという判断です。さすがに少々強引だったかもしれないと今になって思いますが……


なんとか渋滞を抜け、震災で崩壊したゲートロックを横目に西の迂回路である地獄谷へと突入します。ここは高校時代に一度単独踏破に成功しており、中央道より少ないとはいえ幾人かのハイカーの姿も見られたためさほど緊張することなく歩けました。過去に谷を強行突破しようとして迷った経験があるため、今回はおとなしくロックガーデン中心部へと抜ける道を選択します。

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川に沿って歩くとこのような小滝が連続しており、涼しげな沢歩きが楽しめました。防水トレッキングシューズ装備の私は滝の直登にも挑戦。全身を使って登っていくスリルと登り切った時の達成感は本当に病みつきになります。大小合わせて10以上の滝を越えると分岐点の目印「小便滝」があり、ここからいよいよロックガーデンへと突入です。

谷を抜けてしばらくするとA懸垂岩、通称Aケンの下に出ました。この岩は登山道ではないのですが、せっかくなので景色を楽しむため登ることに。写真は先頭を登る私です。
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(写真提供:ねあっこさん)

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足の竦むような岩を登り切った先にはこんな絶景が広がっていました。つい1時間ほど前に歩いていた芦屋の町から大阪平野まで一望できる最高のスポットです。こんな面白い場所が市街地のすぐ近くにあるというのはよくよく考えてみれば不思議なことかもしれません。しばし時を忘れて目の前の景色を楽しみました。

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後ろ髪を引かれる思いでAケンを後にし、Bケン跡やCケンを通過しながら風吹岩を目指していると奇妙な雲が目に入りました。おそらく彩雲と呼ばれるものだと思いますが、このあと1分もしないうちに消えてしまいました。普段見かけることのない七色の雲を前にメンバー一同首をかしげました。

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途中でお会いしたパーティの方の道案内にも助けられ、迷うことなく万物相に到着。鉄塔がなければここが日本だと言われても信じられないかもしれない、そんな奇妙な場所でした。花崗岩質の六甲山が産んだ自然の芸術と言ってもいいのではないでしょうか。風化が進んで危険なところもあったので慎重に通過しました。

このあと無事風吹岩手前で本ルートに合流、ここからは道なりにひたすら最高峰を目指して登ります。前半でかなり神経を使ったところで目に入ってきたのは「風吹岩 標高447m」の文字……六甲最高峰は931mのため、まだ半分も来ていないことに気づき一瞬戦意を喪失しかけました。

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疲れた時は燃料補給、ということで混んでいる風吹岩を回避してすぐ近くの横池で昼食に。イノシシが頻繁に出没するということで警戒していましたが、幸いこの日は遭遇することはありませんでした。

1時45分頃横池を出発し、最高峰目指して行軍再開です。道が整備されていて歩きやすいのはいいのですが、地獄谷やロックガーデンを歩いたあとだといささか物足りなく感じてしまうのが惜しいところです。そのうちそんな呑気なことを言っていられなくなるのですが……

途中ゴルフ場を抜けるあたりでこんな扉が。六甲山系にはイノシシが多く、このようなイノシシよけの扉は結構見かける気がします。体力的に一番キツかったのはこのあたりで、約2名の元気な山ガールたちに置いて行かれそうになりながらなんとか登っているという感じでした。ここの扉には手作り感溢れる看板がかかっており、脇に小さく「ガンバレ 栄冠は君に輝く」の文字。果たして最高峰の栄冠は輝く、のでしょうか……
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(写真提供:ねあっこさん)

雨ヶ峠を無事に越え、七曲りを経て本庄橋跡を通過したあたりからだんだん疲れを感じなくなってきました。いわゆるランナーズハイに近い状態なのか、足取りも軽くどんどん登っていくことができました。最初は8人団子になって歩いていましたが、このあたりから先頭を無心で歩いていた私からは見えないぐらい最後尾まで離れていました。最初は見るだけで辟易していた長い階段もこのあたりになると全く気にならなくなり、最高峰近くの一軒茶屋までひたすら飛ばしました。

3時20分頃一軒茶屋に到達、ここで全員合流して名物らしいサイダーで乾杯しました。ただのサイダーがこれほど美味しく感じられたのは初めてかもしれません。ここまで来れば最高峰はもう目の前、一気に登り切ってしまいます。午前中いた場所が遙か下に感じられました。

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約5時間の行程を経て無事山頂に到着。高校1年の時以来となる六甲最高峰到達ですが、やはり下から山頂まで上がるというのは特別なものを感じます。ここで記念写真を撮ってそのままエスケープ、とできればよかったのですが、車はもとより公共交通機関もないここでは六甲山中心部の観光地へ抜けるかそのまま山を越えて有馬・宝塚方面へ下るしかありません。ここは疲れた体に鞭打って予定通り有馬温泉目指して下山を開始します。

下りの魚屋道もよく整備されており、裏六甲の代表ルートといった感じです。時折別のパーティを追い抜き抜かされ、談笑しつつあっという間に有馬へ到着した頃には既に日はかなり傾いていました。少し歩いて銀の湯に到着、ゆったりと汗を流して全行程無事に終了です。

温泉でリフレッシュしたあとは有馬の町並みを楽しみつつ神鉄有馬温泉駅へ向かいました。ここから鈴蘭台・湊川を経由して三宮へと帰還するルートです。せっかくカメラも持ってきたので有馬温泉駅近くで少し遊んでみました。
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線路沿いの道から俯瞰気味に。粟生線等では新車も導入されている神鉄ですが、ここでは昔ながらの車両が今も細々と頑張っていました。思わぬところで鉄分補給もできて大満足です。

谷歩きに岩登り、最高峰登頂からの温泉と非常に密度の濃い1日で疲れましたが、靴のおかげか足腰の筋肉痛などはまるでありません。マメもできず蒸れることもなく終始快適に歩けたので予想以上に楽しめました。市街地のすぐ近くにこんなに楽しいフィールドがあるというのはほとんど忘れかけていたのですが、この山行でその楽しさを思い出しました。これから暑くなる一方ですが、たまには健康的に山に登ってマイナスイオンを浴びるのもいいかもしれません。
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コメント
No title
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
2014/08/06(水) 06:11 | URL | 履歴書の書き方の見本 #-[ 編集]
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