なんでもない毎日が、かけがえのない宝物なのん

9/15-16 日本海方面釣行記

ここしばらくずっと鉄道ばかりで釣りからはすっかり遠ざかっていましたが、うまい魚を釣りたいという後輩の誘いに乗って初の日本海遠征を決めました。以前は電車+徒歩釣行ばかりでしたが、私もそろそろ免許を取って半年超。マイカーこそないものの、撮り鉄現場はクルマが基本かつ1回の走行距離が数百キロ単位ということもあってそこそこ運転にも慣れてきたため今回は迷わずレンタカーでの出撃です。釣り場によっては停める場所の問題が出てきますが、重い荷物を大量に積んでの釣行ともなればやはりクルマほど便利なものはありません。

9月15日20時頃、自宅で先輩2人と合流し夙川で後輩を拾って北上開始。途中渋滞にハマったり峠を走ったりで思ったより時間がかかったものの、天橋立近くの釣具屋になんとかたどり着きました。ここで餌の準備と情報収集を済ませさらに北上。事前に目をつけていた伊根の網干場・新波止へエントリーし深夜2時頃から釣り始めました。しかし根魚狙いで底を叩くも反応はなく、しばらくして先輩が釣り上げたのはゴンズイ。ここから怒涛のゴンズイラッシュとなり(と言っても私はゴンズイすら釣れませんでしたが……)、このままでは釣りにならないと判断し早くも転戦決定です。

当初の予定では未明から明け方にかけて伊根新波止周辺を攻めた後さらに北の釣り場をランガンする予定だったのですが、何やら深入りしないほうがよさそうな予感がしたので、当初の予定を蹴って4時頃に反転。養老漁港まで戻り引き続き根魚狙いを続行です。しかしここでも反応はなく、運転しっぱなしで疲れていた私は車に戻りしばし仮眠。次に釣座に戻ったのは空も白み始めた5時半頃でした。そろそろ朝マヅメだし目も覚めたし何か反応があるだろうとケーソンの継ぎ目へ仕掛けを放り込んだ瞬間穂先が舞い込みました。十分飲ませてから強引に引き抜くと20cm程度と小さいながらも幻の高級魚アコウが釣れていました。人生初アコウに思わずガッツポーズ、ここからはガシラやベラなどコンスタントに釣れて退屈しませんでした。ウマヅラやチャリコを始めとしたエサ取りの猛攻には閉口しましたが、一応は成果が上がったので合格といったところでしょう。反射神経勝負でエサ取りと対決しきっちりウマヅラを確保していた後輩には驚きました……
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調理後の写真。各種根魚の豊富さはさすが日本海といったところです。

事前の釣果情報ではアオリイカの新子はサイズも微妙で食い渋っているという噂だったのでここまでエギングはノータッチでしたが、外向きにズラリと並んだエギンガーたちを見ているとそこそこ釣れている様子。もちろん今までエギングの経験などなく一応シーバスタックルと2.5号エギを1つだけ持ってきている程度だったのですが、もしかすると1杯ぐらいは釣れるかもと見よう見まねで始めてみました。専用タックルもないのでシャクリもおぼつかない感じでしたが、とりあえず2〜30m投げて底を取り2段シャクリ→フォールといった感じです。数投目、フォール後のシャクリ1段目で何やらゴミが引っかかったような重みを感じとっさに巻き上げてみると確かな抵抗感。え?嘘やろ?と思いつつ夢中で寄せると小さいながらもしっかりとエギを抱き込んだアオリイカの姿が!めでたく人生初エギングにして初アオリゲットでテンションも最高潮です。
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パターンがわかってしまえばこっちのもの。専用タックルでないハンデはありますが、適当に沖の岩礁帯や藻場を目視で確認しエギを投入。スローフォールモデルなのでフォールを長めに取って確実に底を抑えつつ順調に数を伸ばしていくことができました。3杯目あたりから先輩たちには「は?お前また釣ったの?」みたいな反応をされることもありましたが(笑)、見えイカとも遊びつつここで8杯を確保し満足したので次の釣り場へと向かいます。

養老を離れ適当に南下してさびれた漁港に着くも、ほとんど眠らず釣り続けていた先輩2人は車でダウン。無理に起こすのも申し訳ないけれどこの釣り場をスルーするのはもったいないということで後輩と2人で大波止の外向きへ。先客はエギンガー数名のみと至って平和な感じで、聞いてみると小さいもののイカは普通に釣れているとのこと。ざっと海底の状況を確認し、餌釣りを続ける後輩に適当なポイントを教えていざエギ投入、いきなり1投目から乗ってきました。養老と比べるとやや小さいものの、こちらも活性は決して低くないようです。一方の餌釣りはといえば、こちらはベラが入れ食いの模様。死ぬ気で全部キープしないといけないほど美味しいものでもないと個人的には思うのですが、とはいえ夕食のおかずは多いほうがいいだろうと大半はキープ。胴付き仕掛けにダブルヒットも珍しくないほど釣れており、全く退屈しない感じでした。途中からは起きてきた先輩も合流し、弱って浮いていたアコウを引っ掛けるサプライズも。私と同じくエギング初挑戦だった先輩はここにきて順調に4杯ほど確保しご満悦の様子でした。

ちなみにこの漁港、大波止に野良猫がおり、逃げるどころか野良とは思えないほど人馴れしていました。こうなるともう釣りどころではなく、この漁港で過ごした3時間程度のうち半分は猫と戯れていたような気がします。後輩が釣ったベラをやったところ頭からペロリ。おそらく今までもここを訪れた釣り人たちに可愛がってもらいながら生きてきたのでしょう。釣果はもちろんですが、この猫と遊べたことこそこの漁港を訪れた一番の収穫と言ってもいいぐらい癒されるひとときでした。
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踏まれそうな場所に寝ていたため動かしてやろうとするも膝の上でそのまま寝てしまうという堕落っぷり。お前はそれでいいのか

何やら天候が下り坂ということで、次でラストにしようと宮津方面へ。市街地をさまよったあげく大型ショッピングセンターの裏手にある公園へエントリー。伊根や養老と比べ格段に水質も悪く、お世辞にも釣れそうな雰囲気とは言えません。しかしところどころに釣り人はおり墨跡も見られるため一応やってみますが反応はなし。途中イカが泳いでいるのが見えたため生息しているのは間違いなさそうですが、手軽な湾奥の釣り場とあって既にかなり叩かれているのか結局最後までアタリはありませんでした。後輩はここでもきっちりガシラを確保しており感心しましたが、そのうち雨が降り始め時間もなくなったため15時前頃納竿となりました。

終わってみれば根魚やベラなど20匹弱、アオリイカの新子も2人で15杯程度と4人分としては上々の釣果。これは夕飯が楽しみだと心を躍らせるのですが、残念ながらまだ長い帰り道が残っています。同行の3人は当然のようにダウン、私も眠りたいところですがそういうわけにもいかないので軽くドーピングしてハンドルを握ります。春日からは高速で一気にワープし神戸へ帰還。宴会会場となる自宅に3人を降ろし、私は一人車の返却へ。

いつもならここで一眠りといくところですが、本命はこのあとの宴会。自分たちの釣った新鮮な魚をその日のうちに食べられるのは釣り人の特権です。といっても途中から私は完全にエギングにシフトしており、この日のメインディッシュは完全にイカ。よく釣ってくる根魚ならともかくイカの調理など当然未経験です。そこらのホームページに書いてある手順でも見ながらやろうかと思っていましたが、私が手を出すまもなく台所ごと後輩にジャックされあれよあれよという間に姿のイカは刺し身へと変身。私はといえばその鮮やかすぎる手つきに見とれつつ残ったイカのスミ抜きと魚の調理に追われていました。完全に「調理実習でほとんど何もできず洗い物に終始する男子の図」だったのには自分でも笑いましたが。

予定より大幅に遅れたもののなんとか調理完了でいざ乾杯。根魚をふんだんに使った漁師汁にベラの塩焼き、酒のつまみにぴったりなゲソとエンペラの湯引き、そして口の中でとろけるような甘みたっぷりのアオリイカの刺し身。疲れも吹き飛ぶ最高の宴会でした。
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それにしてもこの刺し身、どこからどう見ても素人の料理には見えませんね。イカを釣ることはできてもこんな料理は私には到底真似できません。釣ったイカはすべて新子なので小さく可食部がどれほどあるかも未知数でしたが、あの小さな身からこれだけの刺し身ができるとは予想外でした。拝んででも作ってもらいたい逸品です。

本格的な海釣りなど何年ぶりかというところでしたが、釣果もそのあとの料理も大満足で久々に心からリフレッシュできた気がします。今回は慣れた餌釣りだけでなくエギングに初めて挑戦してみましたが、その魅力は想像以上でした。ただ投げてシャクるだけのイメージしかなかったのですが、これだけの釣り味と食味を体感できるならハマる人が多いのも納得です。かくいう私も翌日には本格的なエギングタックルを購入するべく検討を始め、結局いろいろ高いものを買ってしまいました。これに関しては買って早々いろいろとあったのでまた別記事で詳しく書こうと思います。

秋は回遊魚を中心にさまざまな魚が回ってくる釣りのベストシーズンとも言える季節。釣果の上がりづらい冬が近づくまでに存分に楽しんでおきたいところです。ついでにあの絶品だったイカの刺身も自分で作れるようになれば完璧ですね。

なお今回の記事を書くにあたって同行の後輩から一部写真をお借りしました。ありがとうございました。
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