なんでもない毎日が、かけがえのない宝物なのん

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3月26日の撮影記

北海道から帰還して2週間弱、バイトや大学の用事等で定期的に外出はしていたものの雄大な北海道の空と大地を忘れられずずっと燃え尽き症候群のような感じで無気力状態が続いていました。当然撮影に出る気力もなく機材一式は防湿庫で眠るばかりです。そんなふうにだらだらと過ごしていた25日、いつものように昼過ぎに起きて半ば無意識に貨物ちゃんねるをチェックしていると、なんと新鶴見のA21運用にPF2121号機が。急いでTwitterで目撃情報を漁ると出てくる写真の数々、なんと1エンド側が先頭で晴れという最高の条件です。しかし神戸から昼過ぎに出撃したところで5087レに間に合うわけもなく、翌日流れるであろう75レをターゲットに撮影地を探し始めました。

16時半頃JR神戸線に入る75レは冬の間はシーズンオフで、しっかり狙おうと思うとGW以降〜10月頃が狙い目となります。しかし太陽の位置が微妙なこの時期は順光になる撮影地がなく、どこも面トップになりがち。さんざん悩みましたが、面しか当たらないなら割りきって面を強調できる撮影地に行くべきだろう、ということで撮影地を絞っていきました。今回はその成果報告を、とその前に少し昔話でもしたいと思います。

初めて一眼レフを手に入れたのは大学1回生の終わり頃、2012年末ぐらいでした。最初は旅行のついでに持っていくだけでしたが地元でもいろいろと撮れるものがあると気づいてからは乗り鉄の合間に少しずつ貨物や団臨・工臨等を中心に撮り鉄もするようになっていきました。特に100%国鉄型電気機関車が撮れる75レは時々撮っていましたが、原色と遭遇したのは2013年も半ばに差し掛かった6月下旬でした。その時充当されたのが2121号機だったのですが、今と違って連写性能も腕もゼロだった私はまさかの遅切りで大失敗。
DSC_0827.jpg
2013/06 摂津本山駅(撮影データ不明)

もう時効だと思うので出しますが言い訳無用のボツカットです。これ以降もごくたまに原色機が来阪することはありましたが授業やらバイトやらで撮りに行けないことも多く、まともに撮った記憶はありません。未更新の原色機は常に運用離脱が囁かれており、いつ撮れなくなるかとビクビクしていました。

次にまともに2121号機を撮る機会に恵まれたのは2014年2月、JR四国の新車8600系の甲種輸送に充当された時です。この時は須磨の駅外の踏切から狙おうとしましたが思ったより構図がうるさく断念。仕方なく少し歩いたところから柵越しに狙いますが高い柵に阻まれ構図が定まらずまたもや撃沈。この時は曇りで2エンド先頭だったのでまだショックはマシでしたが、それでも惜しいことをしたという感じでした。
841104750.jpg
2014/02 須磨海浜公園-須磨(撮影データ不明)

これなら素直に駅撮りにしとけばよかったという感じですね。前回の失敗から8ヶ月も経っているうえに機材更新もしているのにまったく成長していません。ちなみにこれ以後も何度か2121号機は来阪しているようですがあまり天気には恵まれなかったようです。そして最初の失敗から1年9ヶ月を経てついにリベンジの機会が巡ってきた3月26日、天気予報は朝から晩まで雲ひとつない最高のバリ晴れ予報。喜び勇んで後輩とともに定番撮影地の一つ「裏スマシオ」へと出向いたのでした。

現地に一足先についた後輩と合流しまずはアングルの研究からスタート。通過3時間以上前に現地入りしたこともあってさすがに先客の姿はなく自由に調整できました。立ち位置を変えつつ練習電を待っていると何やら近づいてくるヘッドライトが。207系のように見えたそのライトはしかし一直線に列車通過線を爆走してきます。
DSC_6032.jpg
2015/03/26 14:26 須磨-塩屋 1/800, F8, ISO200(補正済み)

おかしいと思いつつなんとか手持ちで1枚撮影してみると更新車4連、先日吹田で構内試運転をしていたと噂が上がっていた207系Z8編成でした。思わぬ収穫でしたがよくよく見るとピン甘……まぁこれから先撮る機会はいくらでもあるでしょうし気にしないことにします。

この後何本かやってきた貨物列車、そして15分毎に通過していく新快速を練習電にしてひたすら構図を調整。19日に撮影されたデータを見る限り日は当たっていましたが、太陽の落ちる方角がどんどん北寄りにずれていくこの時期、鉢伏山の稜線が太陽を隠してしまわないかと気が気でないものです。案の定通過予定時刻が近づくとともに影が伸び始め、既に標準でセットしていたフィルム機側の切り位置は影だらけで使いものにならない状況に。おとなしくデジに専念することにし、なんとか間に合ってくれと祈りながらファインダーを覗きこむと同時に見覚えのある2つ目が遠くから見えてきました。
DSC_6098.jpg
2015/03/26 17:12 須磨-塩屋 1/640, F6.3, ISO400

西陽にその顔を輝かせ変則S字カーブを抜けて力強く加速していく2121号機。カーブの向こうに消えていく姿を夢中で見送り、ふと我に返って撮影データを確認し思わずガッツポーズ。1年9ヶ月越しのリベンジ成功に感無量のワンカットとなりました。そして国鉄色が一番美しく輝くのはやはり夕陽の下であると再認識できる1枚になったと思います。

地元近くでこれだけ会心の1枚が撮れたためか、気がつけばそれまでずっと引きずっていたホームシックならぬ北海道シックのような無気力がいつの間にか綺麗に吹き飛んでいました。この時初めて心から地元に帰ってこれたのかもしれません。ずっと拭えなかった気怠さを振り払い、夕焼けに染まる須磨の海を眺め、心の底から晴れ晴れとした気分で帰路に着くことができました。
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