なんでもない毎日が、かけがえのない宝物なのん

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北海道遠征 Part2

昨日書いたPart1、どうやらまるまる追記のほうに書いてしまっていたようで先ほど修正しておきました。ということで今回は北海道遠征2日目、3月12日の様子を書こうと思います。

小さな手違いからレンタカー3台での移動となったものの、その後の車の運用は相談してなんとか決まり、とりあえず日付が変わった頃から本格的な行軍を始めました。ドライバー4人で車3台となるとかなり厳しいですが私が最初に休養にまわり、ひとまず江差線・釜谷を目指して出発です。鉄研の後輩が運転する車に乗り込み走り慣れた2人が運転する車に挟まれる形での移動となりました。札幌近郊は比較的落ち着いた天気でしたが山が近づくにつれて荒れ始め、中山峠に差し掛かるころには吹雪に。先頭の車からは走り方に関する注意喚起の通信がひっきりなしに入り緊迫した空気が漂い始めます。定山渓を通るころにはもはや視界もゼロに近くなりホワイトアウトの連続で生きた心地がしませんでした。
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(国道230号線中山峠上り付近、車内からiPhoneで撮影)

なんとか峠を登りきり、休憩するはずの道の駅をスルーしてしまうトラブルはあったものの峠下で3台無事合流。コンビニで一休みし、ここで車とメンバーを適当に入れ替えて出発。ここからは車列真ん中を走るデミオのハンドルは私が握ることになり、死ぬほど怖がりながら初の雪道ドライブへ向かいました。道は凍結しているもののスタッドレスタイヤ装備ということもあって比較的安定して走ることができ、ハンドルをとられかけてもすぐに修正できるようになるなどしばらくすると慣れてきたのも事実です。釜谷に間に合うかは怪しいペースでしたが、何はともあれ特にトラブルもなくルスツ・洞爺を過ぎ3・4日目の主戦場となるであろう豊浦・大岸界隈も無事通過。しかしここでの不安材料といえば先導車の影も形も見えないほど引き離されてしまったことで、道も比較的まっすぐで走りやすかったため間を詰めようとついスピードを上げてしまいました。運悪くその先に連続ヘアピンカーブがあり、一つ目の直角コーナーをなんとか抜けたものの次のコーナー入口で曲がりきれないと思い咄嗟にブレーキ、そのまま後輪から盛大にスリップして制御を失い路肩に突っ込んでしまいました。事故った瞬間は恐怖はほとんど感じませんでしたが、何よりもやらかした感でさすがに平静を失いうろたえました。しかし単独行軍ならともかく今回は車3台、同乗者に怪我がないことを確認しまずは同行車に連絡して現場付近に集まってもらいました。

幸い後ろの車とはかなり距離があったため身内での二重事故は回避、突っ込んだ場所が路肩の雪溜まりだったため後続車や対向車の危険もなかったのは不幸中の幸いでした。そして戻ってきた先導車から満面の笑みで「いや〜これはやっちゃいましたねぇ」などと茶化しながら降りてきた仲間を見ると腹立たしくはあるものの少しばかり平常心に戻れたのも事実です。いつまでも刺さったままいるわけにもいかないのでまずは警察に、続いてタイムズレンタカーに連絡。運良く関連業者の搬送車が近くにいるということで手配してもらい、その搬送車に引っ張ってもらって突っ込んだ雪壁からひとまず脱出できました。業者の人の見立てではラジエーターから冷却ファンにかけて雪が詰まっているもののすぐ溶けるため自走は問題なし、ということで危険な峠道から離脱して峠下で事故処理を済ませることになりました。搬送車と警察車両はさっさと移動してしまい、取り残された私は仕方なくトロトロと事故車回送運転開始。なんとか下まで降りきって事故処理を済ませることができました。ちなみに処理にあたってくれた2人の警察官に何をしにきたのかと問われ「ちょっと写真撮りに函館に行こうかと思ってたんですけど……」と言うとあぁ北斗星か、みたいな反応。もしや今までも鉄の事故処理やら違反取締やらされたことが?と思いました。事故はあったものの特に違反等はなくおとがめなしで終わりました。ちなみに事故ったデミオはご覧のありさま。左バンパーがまるまるありません……
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(12日日中の駐車場内、iPhoneで撮影)

事故処理が終わってみれば午前4時。今から釜谷はどう考えても無理ということで、ひとまず長万部駅前の駐車場に入って改めて作戦会議するべく移動再開です。ちなみに交代ドライバーが不足していることもあり、事故車は引き続き私が運転することとなりました。もう勘弁してくれと言いたいところでしたが、せめて長万部までは責任持って到達しようと運転再開、なんとかそれ以上やらかすことなくたどり着けました。

現地はまだ日の出前でしたが駅は開いているらしく、駅員がいない時間帯はホームまで問題なく入れる状態。同行の仲間たちは皆機材を担いでさっさと駅に入ってしまったため慌てて追いかけると、側線でDF200牽引の貨物列車が凍りついていました。おそらくは前日の突発的な吹雪の影響で足止めを食らっているのでしょう、前照灯も消していて当分動く気配はありませんでした。貨車やコンテナの上にはかなりの積雪があり、機関車も側面のラジエーターカバーやライトケース周辺は完全に凍っています。氷点下の夜をじっとここで耐えてきたのでしょうか、停まっていてなお過酷な冬に負けない北の赤熊の強さを感じます。
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2015/03/12 05:22 長万部駅 6, F10, ISO200

編成写真を1枚撮ったあとは適当にスナップしつつまだ寒い構内をうろつき夜明け前の駅の雰囲気を堪能しました。いい加減体も冷えてきたところで車に戻ろうと同行者の1人に声をかけるも、あと7分でラッセルが来るかもしれないからもう少しだけ待ってくれとのこと。そんな都合のいい話があるかとツッコむ間もなく、左に逸れていく函館山線の線路の奥からどこかで見たような4つ目が見えてきました。どうせ排雪モーターカーだろうと思って目を凝らしましたが、ゆっくりと近づいてくる影は何をどうやってもDE15にしか見えません。気が付くと2人で「ラ!ラ来たゾ!ラ!!」などとわけのわからぬ叫び声を上げながらつんのめるように跨線橋の階段を駆け下り、雪に足をとられかけながら直感だけで瞬時に練り上げた設定をカメラに打ち込み終わると同時、冬の鉄路を守る深紅の守護神がゆっくりと入線してきました。
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2015/03/12 05:37 長万部駅 1/80, F4, ISO1000(RAW現像済み)

夢にまで見た、留置でも試運転でも回雪でもなく本来の使命を黙々と果たす縁の下の力持ち。全身を真っ白な雪と氷に侵食されてなお衰えぬ力強い赤色、これこそラッセル車のあるべき姿ではないでしょうか。思いがけずもたらされた最高のプレゼントになりました。どうやらこのラッセルはそのまま側線に引き上げるようでしたが、しばらくホームでアイドリングしていたためその間に必死でスナップしまくってきました。
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2015/03/12 05:41 長万部駅 1.3, F13, ISO200
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2015/03/12 05:37 長万部駅 1, F18, ISO200
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2015/03/12 05:50 長万部駅 1/50, F5, ISO640

前方にはあまり着雪はありませんでしたが、機関車部分や後部ラッセルヘッドは完全に雪ダルマになっていました。側面のナンバープレートなどはガチガチに凍りついており、雪が少なくなったとはいえ山線内では過酷な戦いがあったのでしょう。入庫までの間、しばらく美しい車体と除雪機構に見とれてしまいました。

ラッセルで大満足したところで車に戻り、いよいよ本命の北斗星撮影に向かいます。撮影地は仲間に任せっきりでしたが、大岸のトンネル飛び出しに行った1人以外は皆礼文華のストレートに陣取りました。天気は回復してきていい感じだったものの、前から緩み気味だった三脚の雲台のネジがここにきてガタガタになるトラブル。若干遅れてきた北斗星は結局手持ちで撮影するもデジは盛大にピントを外しポジはシャッターが落ちない言い訳無用の完全敗北となってしまいました。天気がよかっただけに大変悔やまれる1枚です。
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2015/03/12 09:30 小幌-礼文 1/1250, F6.3, ISO200(RAW現像済み)

不完全燃焼のまま撤収するもやり直しがきくわけもなく、気分転換も兼ねてひとまず豊浦の道の駅に入って休息を取ることにしました。ホテルに入る前に最終8002レを迎撃することを前提にしつつ、疲労と眠気が限界に達していたので車の中で仮眠をとります。13時半頃目を覚まし、豊浦にほど近い虻田の道の駅に入り作戦会議。洞爺駅での10分停を使って駅の前後で追っかけることにし、最初の撮影地を決めた後近くのホームセンターに向かいました。ここで六角レンチを確保して三脚のネジを締め直し応急処置完了、めでたく運用復帰です。ちなみにホームセンターはかなり大規模なもので、日用品や食品、電子機器、釣具等を扱う1号館と工具や資材を扱う2号館に分かれていてしばらく店内を見ていると良い暇つぶしになりました。

眠気も飛び機材も本調子に戻ったところでいよいよ撮影地へ。現地は完全に笹薮の中でしたが、かろうじて踏み跡が残っていたためなんとか開拓することができました。地元の山で谷歩きをした時の経験がまさかこんなところで活きようとは……ともかく開拓を完了し小雪降りしきる中列車を待ちます。
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2015/03/12 16:28 有珠-洞爺 1/1000, F2.8, ISO640(RAW現像済み)

北の大地からはるばる大阪まで行く列車は本当にこれで終わり、そう思うと急に寂しさがこみ上げてきました。ふと列車を見ると我々に気づいて車内から手を振ってくれる人たちの姿が。夢中で手を振って応えつつゆっくりと走り去っていく深緑の車体を見送りました。しかしここで感傷に浸っている暇がないのが追っかけ勢の悲しいところで、大急ぎで機材を撤収して車に戻り洞爺駅先のトンネル方面へ。無事到達しトンネル抜きを狙いますが……
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2015/03/12 16:44 洞爺-豊浦 1/500, F6.3, ISO640(RAW現像済み)

結局トンネル抜きは綺麗に撮れなかったものの、かわりに飛び出しは決まってくれました。間近で見る青い機関車と桃色のヘッドマークの組み合わせは言葉にならないぐらい美しいものでしたが、結局この組み合わせを見られたのはこの日と翌日の最終8001レだけというのは寂しくてなりません。

このあとは2レ北斗星の洞爺駅停車を俯瞰でバルブするという仲間もいましたが、私含めて3人は疲弊しきっていたためのんびりホテルでバイキングを楽しみ休息を取りました。そして撮影組と部屋で合流し、私のふとしたくだらない思いつきで全員の持参した機材を並べてみることに。最初は畳半畳も使わない程度の量しかないだろうと思っていたのですが……
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(客室内、iPhoneで撮影)

いざ並べてみるととんでもない量に。これで6人分の機材ですから皆どれだけ大量に持ち込んでいたのかという話です。かくいう私も本体2台と標準レンズ2台、望遠レンズ2台の持ち込みでしたからあまり人のことは言えませんが……この後は一同大笑いで記念撮影し温泉でゆっくり疲れを癒して翌日に備え眠りにつきました。初日同様非常に濃い1日だったと思います。3日目の様子はPart3をお楽しみに(?)
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