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北海道遠征 Part1

春は出会いと別れの季節、なんてのは昔から聞く文句ですが、それはこの時期の鉄道ファンにとっても痛いほど実感できることです。今年のダイヤ改正では「北斗星」「トワイライトエクスプレス」が引退となり、ついに定期の客車寝台特急が全廃されるという大きな大きな節目となりました。子供の頃からの憧れであったこの2本の列車の最後の姿を記録するべく、まだ春の遠い北の大地へと飛びました。車利用の大規模遠征ということで1人で行けるわけもなく、昨年10月の天理臨以来すっかり顔なじみになった関西鉄一行に同行する形での遠征となりました。今回は4日間にわたった大遠征の初日の様子を書きたいと思います。

出発日の3月11日、見慣れた最寄り駅の改札をくぐって一路関西国際空港へ。前日からの荒天の影響で行先の新千歳空港はダウン、10日は6割が欠航し11日も既に一部の便の欠航が決まるなど、そもそも現地に到着できるか怪しいという不安しかない最悪のスタートとなりました。先発隊は京都からの2人と奈良から出てきた鉄研の後輩、そして私の4人です。ひとまず合流してチェックインや保安検査を済ませ対策を考えていましたが、考えたところで飛行機が飛ばなければどうしようもないもので、一通り準備が終わってしまえばあとは祈るしかないという感じでした。搭乗前のアナウンスによれば荒天で着陸不可能な場合は引き返す、もしくは成田国際空港にダイバートするとのこと。関空に戻られたらどうしようもありませんが、成田に飛ばされたらその時は関東周辺で北斗星・カシオペアを迎えようという方向で一応話はまとまりました。いざ乗ってみると出発予定時刻がめまぐるしく変わるというひどい状況ではありましたがどうにか定刻から20分ほど遅れて離陸。運良く引き返すこともなく、若干遅れを回復して無事正午前に新千歳空港に着陸できました。

ひとまず渡道には成功しましたが、初日は皆鈍行移動のためそれほど大きな移動はできず、後発隊と合流する夜までどうやって時間を潰そうかと悩みました。しかしそこは北海道、撮るものは山ほどあり、しかもその日は北斗星が2時間近く遅れていたためまずはこれを迎撃するべく苗穂ストレートへ。ベストポジションは既に埋まっていましたが後ろにはまだまだ空きがあり、4人で固まって撮影開始。待つこと20分ほどでラストスパートを駆ける青い列車が見えてきました。
DSC_5585.jpg
2015/03/11 13:13 白石-苗穂 1/800, F4, ISO200(RAW現像済み)

おそらくは道南で巻き上げたであろう雪を纏って本遠征最初のブルートレインはやってきました。出発前には電化区間のDDなど撮っても仕方ないなどと偉そうなことを言っていましたが、この迫力は架線下でも決して衰えるものではありませんでした。曇り空を反射して鈍く輝くナンバープレートが印象的です。

ここで各々撮影に成功したところで一旦札幌へ向かい、邪魔な荷物をロッカーに預けて体勢を立て直してから再出撃することに。最初の北斗星を撮った苗穂ストレートのすぐ奥には苗穂工場と苗穂運転所がありますが、そこで白ボウズ・キロ9込みのオホーツク編成がアイドリングしているのを発見。時間的に次の5号に充当されると踏んで一同珍ドコ編成を押さえるべく準備します。北上して背景のスッキリした直線構図で編成写真を撮りたかった私は定番の大麻カーブで迎撃するという3人と別れ、1人岩見沢方面へ。上幌向で降り、防風林を背にした駅近の撮影地で凍えながら本命を待ちます。結局大麻に間に合わず苗穂で待機していた仲間から通過の報を受け、待つこと20分ほどで本命がやってきました。
DSC_5620.jpg
2015/03/11 15:35 幌向-上幌向 1/800, F5.6, ISO200(RAW現像済み)

久々に見たとかち色正調編成のキハ183。老朽化もあり残された時間はそう長くはありませんが、無骨ながらもどこか精悍さを感じさせる顔はまだまだ戦えると言っているようにも見えました。これから5時間かけて東の果ての流刑地網走へ向かうオホーツク、この先の石北本線では道央とは比べ物にならない過酷な戦いが待ち受けているのでしょうが、北海道の高速化を支えた老兵なら何事もなく走りきってくれることでしょう。

初めて撮る白ボウズに感激したところで、疲れた体に鞭打ってさらに北へ。時間がギリギリなので撮れるか微妙なところではありましたが岩見沢駅近くで引退間近の711系を迎えました。撮影地と呼べるような綺麗なロケーションではありませんでしたが贅沢は言えず、撮れるだけマシかと思いながら待っていると特徴的な4つ目が見えてきました。
DSC_5629.jpg
2015/03/11 16:22 峰延-岩見沢 1/640, F4, ISO200(RAW現像済み)

やってきたのはまさかの復活旧塗装S110編成。赤電を撮りたいような気もしていたところで遭遇したのは運がいいのか悪いのか分かりませんが、一応赤電は夏に1枚撮っているので両塗装とも記録できてまずは一安心です。普通列車とはいえ綺麗なヘッドマークもつけてもらい最後の花道を用意してもらっているのを見ると本当に大事にされてきたんだなと実感します。

さすがに朝からまともな休息もとらず重い荷物を持って座席の狭いLCCと鈍行列車で旅を続けてきた疲れもあったのか、札幌への撤収電では完全に眠りこけていました。なんとか札幌で起きて別動の3人と合流し、待合のストーブで暖を取りつつ作戦会議。そこへ車両点検で遅れていた北斗星が入線してくるという放送を聞いて慌ててホームへ飛んでいきました。といってもホーム端は既にかなりの人出でしかも編成が撮れるような感じでもなく、いい構図も思いつかず露出の圧倒的に足りない暗いホームの真ん中で撮るしかない状況に追い込まれてしまいました。そして遠くからライトが近づいてきたところでとっさにISOを上げ撮影モードは絞り優先モードへ、そしてフォーカスは3D追尾オートフォーカスへ変更、絞りは開放まで開けてできる限り露出を確保してズームリングを引きながらひたすら連写。完全に苦し紛れの作戦でしたが……
DSC_5646.jpg
2015/03/11 17:38 札幌駅 1/30, F2.8, ISO1000

カメラのモニターを見て思わずガッツポーズ。今まで一度として成功した試しのなかった低速シャッターでのズーム流しでしたが大一番で奇跡的に決まってくれました。ホームの灯を反射してキラリと輝くナンバープレートと銀縁のヘッドマークがこれ以上ないくらい美しい最高に思い出に残る1枚です。この悪条件でしっかり先頭部を捉えて離さない追尾オートフォーカスとISO1000でもほとんどノイズを出さない高感度耐性、そして露出を稼げる開放F2.8のレンズと、完全に機材に助けられた一瞬でした。

この日は丸1日札幌近郊に居座ってはいたもののメンバーそれぞれ思い思いに撮影し初日からかなりの成果を上げられたこともあって非常に濃い1日でした。中でも不定期運用の白ボウズの撮影に思いがけず成功したのと711系旧塗装に出会えたのは大きな収穫だったと思います。札幌残留組は新札幌で上野行きカシオペアを迎撃したらしく、そちらもいい成果だったと言えるでしょう。この後は4人再合流したのち前日から渡道していた東京からの仲間とも合流、苗穂の銭湯で1日の疲れを癒やし、後発の京都からの1人も合流して総勢6人、車3台で道南へと向かうことになります。その道中とんでもないことが起きるのですが、それは次回詳しく書きたいと思います。どうぞPart2をお楽しみに(?)
3/22追記 どうやら本文をまるまる追記のほうに書いてたようで……修正しときました。
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