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惜別 赤川仮橋

お久しぶりです。学祭や某ゲームのイベントなど忙しい11月も半分が過ぎ、そろそろ冬の足音も聞こえてきそうな季節になってきました。最近は布団から出るのも億劫になってきて撮影も捗っていないので、先月末をもって閉鎖された知る人ぞ知る大阪名物「赤川仮橋」の最後の姿をお届けしたいと思います。

赤川仮橋はもともと複線用トラス橋として1929年に完成し、旅客列車の運行がない貨物線であることから線路を1本しか引かず余ったスペースには歩行者用通路を通すという全国的にも非常に珍しい形式をとっていました。開通以来80年以上にわたって人と鉄道が並んで走る「名物」として地元の人や鉄道ファンに愛されてきたこの橋ですが、城東貨物線の旅客化工事に伴って閉鎖されることが決まっていました。私は6月に一度訪れていたのですが、閉鎖直前の姿をどうしても記録したくて10月30日に午前の講義が終わってすぐ大学を飛び出し撮影に行ってきました。

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14時前に現場に到着すると既に橋は満員御礼といった感じで渡るだけでも一苦労でした。その時間帯は何本かの列車が連続して通過するため狙っていたファンも多かったのでしょう。1本目はEF210が代走を務めた1092レでした。このあとは本命のPF牽引5087レだったのですがシャッターの不調で撃沈……しかしこのカットで人と列車が並ぶ奇妙な雰囲気は十分に伝わるかと思います。

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このあとは百済方面からの単機回送が連続して通過していきました。5087レで撮れなかったPFも記録できてまずは一安心です。この日は新鶴見機関区所属車の最若番2036号機が充当されていました。トラックが踏切に引っかかって警報が作動しEF200が緊急停車するというトラブルもありましたが、人数の割には大きな混乱もなく平和な撮影会でした。

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日も落ちてすっかり露出もなくなった頃に通過していったのははるばる北陸から走ってきたRED THUNDERです。感度を限界まで上げたためザラつきは否めませんが、こんな時間になっても多くのファンが別れを惜しむかのようにカメラを向けていました。

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すっかり日が落ちてふと下流側を見ると煌々と光を放つ梅田のビル街が目に入ります。80年の歴史を刻んだ無骨なトラスの反対側に文明の象徴のような光景が広がっているというのはなんだか少し奇妙な感じもします。

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すっかり列車も行ってしまったあと、夜の赤川も記録したくなっていくらかバルブもしてきました。点々と並ぶオレンジ色の光とそれを反射する線路が美しい光景です。

仮橋閉鎖後は代替の歩道などは設けず、歩行者は約900m上流の菅原城北大橋に迂回させるとのことです。淀川の川幅を考えると合計で3km近い迂回となり、それはいくらなんでも無茶じゃないだろうかとずっと思っていましたがこればかりはどうにもならないようです。しかしそうした利便性の問題からだけでなく、昔から当たり前のように使ってきたこの橋を地元の人たちが本当に大切にしてきたことが伝わってきました。あれだけ多くの人が名残惜しそうに記録を残していたのが何よりの証拠でしょう。生まれ変わった赤川橋梁がどのような姿になるのか楽しみではありますが、またひとつ名物が消えてしまったと思うとやはりどうしても寂しさのほうが勝ってしまいます。私個人としてはあの橋を撮影以外の目的で渡ったことは一度しかありませんが、少しでも多くの人が少しでも長くあの奇妙で面白い橋の姿を覚えていてくれたらと願わずにはいられません。



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10/31 惜別 赤川仮橋
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Author:マヤカン
他愛もない趣味活動の記録と記憶。
釣ったり撮ったり走ったり。日々是平穏、暢々日和。

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