なんでもない毎日が、かけがえのない宝物なのん

Myチャリラストラン

小5のときから乗り続けた愛用の自転車がついにラストランを迎えました。と言ってもどこか致命的に壊れたりしたわけではなく、かなりくたびれてきて乗る頻度が下がってきたこと、遠出するときはほとんど乗られていない弟のものを借りることが増えたことが主たる理由です。マンションでは不要自転車の無料処分サービスもやっていたのですが、どうせ処分するなら最後に乗れるだけ乗っておこうと思い、ラストランへと出発しました。

現地で乗り捨てて電車で帰ってくることを考え、自転車で行ける範囲で未乗のJR路線があるエリアを目的地としました。候補に上がったのは和田岬線和田岬駅、桜島線桜島駅、羽衣線東羽衣駅、関西空港線りんくうタウン駅です。最初の2つは近すぎ、りんくうタウンは遠すぎる上に交通費が跳ね上がるので却下、東羽衣駅を目指すこととしました。43号線をひたすら東へ走り、途中から国道26号線・府道29/34/204号線を通って浜寺公園付近に出る最短経路をとることとし、午前11時前に六甲道を出発。約1時間で甲子園球場付近に到着しました。この日は阪神巨人OB戦があり、球場は大賑わいでした。

甲子園より東に自転車で行ったことはなく、初めて見る道を新鮮な気分で走っているとほどなく武庫川に到着。ここを越えるといよいよ尼崎市です。この付近になると工場が増えてきて、いかにも阪神工業地帯といった雰囲気でした。工場を横目に走るとすぐに左門殿川の堤防に突き当たりました。そこを越えると大阪市で、この自転車で初めて県境を越えることになりました。海岸線近くを走っていると意外と早く県境を越えることができ、ジャスト2時間で淀川を渡って小休止。少し寒いながらも気持ちのよい秋晴れでした。


15分ほど休憩して出発。淀川を越えるとすぐに桜島線の線路を跨ぐのですが、ここで安治川口貨物ターミナルの公開イベントの存在を思い出しました。そこそこ時間に余裕があったこともあり、進路を変えて安治川口を目指して走ります。入り口を見つけるのに少々手間取ったものの10分少々で到着し、貨物ターミナルに初入場。この日のイベントは子供向けで大した目玉もなかったのですが、機関車展示だけは気になっていました。某巨大掲示板ではどうせEF210だろうという意見が多かったものの、いざ着いてみると意外な、そして嬉しいサプライズ列車が停まっていました。

東京と大阪を往復する最速貨物電車、特貨電スーパーレールカーゴです。以前夜の西九条で見たことはありましたが、明るい場所で見るのはこれが初めて。というより深夜出発し早朝到着というダイヤなので明るい時間に見るのは非常に難しいレア電車です。空荷&パンタ下げという状態ではありましたが迫力は満点で、数多くの鉄道ファンがさかんにシャッターを切っていました。この他にもタキ10000やワム80000、チキ7000(?)など普段あまり見かけない貨車も見ることができて感動でした。

らくがきコーナーに「阪和線に新車くれ!」と切実な叫びを残して安治川口を出発。この時点ですでに14時近く、そのくせまだ全行程の半分少々しか来ていないという状況でした。さすがに少し焦りも出てきますが、足のほうが限界に近く筋肉が引きつる始末。仕方ないのでだらだらと流すように走り、なんとか43号線を脱出しました。水路を越えるたびに急な歩道橋を上らされて疲れたのもこのあたりです。しかし府道に入るとアップダウンはほぼなくなり、のんびりと走れるようになりました。車が多いといっても歩道は当然完備されており、聞いていたほど危険という感じでもなかったように思います。大和川を渡って堺市に入るころには既に日が傾き始めていました。渡った橋は阪堺大橋で、大学からは3km以上も下流にあるのですが大学学情(10階建て)と法学部棟(11階建て)はここからでもはっきりと見えました。

南海を横目に見つつひたすら南下し、昔よく遊んだ浜寺公園を軽く1周。15時45分頃無事目的地の東羽衣駅に到着しました。総走行距離はおそらく50~55km程度でしょう。


見ての通り、自転車は既に泥除けもなくカゴは歪み、動力機構のオイルはすっかりおちて錆び付いているという状態。ペダルをこぐたびに車輪が悲鳴を上げるような状態でよくここまで走ってくれたと思います。六甲道大久保間往復や神戸市一周もどき、数えきれないほどの三宮往復など、すべてを合わせると累計走行距離はおそらく600kmぐらいになるのではないでしょうか。16時ごろ東羽衣駅に隣接する南海羽衣駅付近で、9年近い活躍を労いつつ別れを告げ、東羽衣駅から電車に乗り込みました。自転車溜まりにカギをかけずに放置してきたので、ひょっとすると物好きな人がもらっていってくれるかもしれません。そのまま撤去処分される可能性も十分にありますが、最後に気が済むまで乗ってやって本当によかったと思います。感謝。
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マヤカン

Author:マヤカン
他愛もない趣味活動の記録と記憶。
釣ったり撮ったり走ったり。日々是平穏、暢々日和。

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